脊椎とはどこ?体の中の大切な“柱”をやさしく解説
脊椎って、いったいどこのこと?
「脊椎(せきつい)」と聞いて、ピンとこない方も多いかもしれません。
でも実は、私たちの体を支える“中心的存在”ともいえる大事な部位なんです。
脊椎の場所は?
簡単に言えば、脊椎は背中の真ん中を通る骨の並びのこと。
いわゆる「背骨」や「背筋」と言われる場所がそれにあたります。
首のつけ根からおしりの少し上まで、縦にずらっと並ぶ骨たちが「脊椎」。
この骨たちは一本の棒ではなく、小さな骨(椎骨)が積み木のように重なってできています。
脊椎の役割とは?
1. 体を支える“柱”の役目
脊椎は、家でいうなら「柱」。
頭を支えたり、姿勢を保ったり、歩く・立つなどの基本動作を可能にしています。
2. 神経の通り道を守る
さらに大切なのが、神経の保護。
脊椎の中には「脊髄(せきずい)」という大切な神経の束が通っており、
この神経が、脳と体のすみずみまでのやり取りを行っています。
ちょっとした痛み、動き、感覚も、この神経が働いてこそ。
脊椎がガード役になってくれているおかげで、私たちは安全に動けるのです。
脊椎は何個ある?意外と多いその数
脊椎は、全部で26個〜33個(人によって多少の違いあり)の骨が連なってできています。
その内訳をざっくり言うと…
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頸椎(けいつい)…首の骨:7個
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胸椎(きょうつい)…胸の後ろの骨:12個
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腰椎(ようつい)…腰の骨:5個
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仙椎(せんつい)…骨盤に近い部分:5個(融合して1つに)
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尾椎(びつい)…しっぽの名残:1〜4個
とくに「腰椎」や「頸椎」は、日常生活で負担がかかりやすく、
腰痛や肩こりの原因になることもあります。
脊椎を守るためにできること
✅ 正しい姿勢を意識する
スマホやパソコンを使うとき、つい猫背になっていませんか?
長時間同じ姿勢でいると、脊椎にかかる負担が増えるので注意しましょう。
✅ 適度に体を動かす
軽いストレッチやウォーキングでも、脊椎周りの筋肉がほぐれて負担が軽減されます。
「動かすことで守る」も、脊椎ケアの大事な考え方です。
✅ マットレスや椅子を見直す
寝具や仕事中のイスの硬さ・高さなども、脊椎への影響が大きいポイント。
自分に合ったものを選ぶことで、負担を減らすことができます。
まとめ|脊椎は「背骨」であり、体の要
「脊椎とはどこ?」という疑問は、「背中の真ん中にある骨の連なり」と覚えておけばOK。
姿勢や神経を守る、大切な役割を持っているので、日常生活の中で優しく労わってあげたいですね。