【知らなきゃ損】弁護士がやってはいけないこととは?依頼者が知っておきたい注意点
はじめに:弁護士も「絶対にしてはいけないこと」がある?
「弁護士」というと、法律の専門家で信頼のおける存在というイメージがある方も多いと思います。でも実は、**弁護士にも明確に「やってはいけないこと」**が存在するんです。これは法律上禁止されている行為であるだけでなく、依頼者との信頼関係を大きく損なうものにもなりかねません。
この記事では、弁護士が行ってはいけない行為や、それを見抜くためのポイント、そして依頼者として注意すべき点について、わかりやすく解説していきます。
1. 弁護士が絶対にやってはいけないこと一覧
1-1. 利益相反関係のある案件の受任
弁護士には守秘義務と忠実義務があります。そのため、たとえば同じ案件で「相手側」と「あなた側」の両方を同時に受任するのは、明らかに利益相反となり、厳しく禁じられています。
✅ ポイント:「相手の弁護士だった人が、次は自分の代理人になる」──これ、実はNGケースです。
1-2. 着手金や報酬の不当請求
報酬基準が不透明だったり、過剰に高額だったりするケースは要注意です。特に、結果が出ていないのに全額を請求する行為などは、弁護士倫理に反する可能性があります。
1-3. 虚偽の主張・証拠のねつ造
たとえ依頼者に有利であっても、嘘の主張や証拠をでっちあげる行為は、法律家として絶対にやってはいけない行為です。これは弁護士としての信頼を根底から揺るがす問題であり、最悪の場合、弁護士資格の剥奪にもつながります。
2. 弁護士の「グレーゾーン行為」にも注意
弁護士が直接違法ではなくても、依頼者にとってマイナスになる行為もあります。たとえば:
-
連絡が極端に遅い・こない
-
説明が不十分で、専門用語ばかり
-
相談中に感情的になりやすい
これらは必ずしも「法律違反」ではありませんが、依頼者からすると不安を感じる要素です。
3. 依頼者ができる自衛策
3-1. 複数の弁護士に相談してみる
1人の弁護士だけに頼らず、**複数人の意見を聞く「セカンドオピニオン」**を持つことが、トラブル防止につながります。
3-2. 契約書はしっかりチェック
契約前に「報酬規定・対応範囲・途中解約の条件」など、細かい部分まで確認しましょう。あいまいな点がある場合は、遠慮せずに質問するのが大切です。
3-3. 弁護士会への相談も選択肢
万が一「これはおかしい」と感じた場合は、各地の弁護士会や法テラスなどに相談することも可能です。弁護士の行動は、所轄の弁護士会が監督する仕組みになっています。
4. 弁護士選びで失敗しないためのチェックポイント
-
コミュニケーションが取りやすいか
-
専門分野に詳しいか(交通事故、離婚、労働問題など)
-
口コミや実績があるか(法律事務所の評判など)
-
説明が丁寧かつ納得できるか
「この人なら任せても大丈夫」と思えるまで、慎重に選ぶのがベストです。
5. まとめ:弁護士も完璧ではない。だからこそ、依頼者も賢くなるべき
弁護士がやってはいけないことを知っておくことは、依頼者としての自衛手段になります。
法律の専門家とはいえ、すべての弁護士が誠実とは限りません。だからこそ、**信頼できる弁護士を選ぶための「目利き力」**が求められるのです。
安心して任せられるパートナーに出会うために、この記事が少しでもお役に立てればうれしいです。